制作の現場から

高品質な文字組を求めて

世界中で使われている文字は、各国の文化・歴史の結晶であり、文字には長い歴史をかけて培われた組版の体系があります。
具体的には15世紀にグーデンベルグが活版印刷機を発明してから、印刷されることを前提とした文字組の歴史が始まったとも言えます。
そして、明治維新後日本でも本格的に活版印刷機が使われるようになり、試行錯誤をへて日本語の組版も研究され、1つの体系として完成されていきました。
その後、活版印刷機から写植機、電算写植機、DTP レイアウトソフトと文字を組むシステムは、移り変わってきました。ただ、DTP の黎明期の頃は、リリースされた各種レイアウトソフトは、まだまだ、日本語の組版が満足にできる性能を備えてはいませんでした。
しかし、その後、ヴァージョンアップを繰り返し、現在では、写植機に劣らないレベルにまで到達しています。
その中で、弊社は、今最も幅広く使われているレイアウトソフトである Adobe 社の InDesign を使用しています。
InDesign は、詳細な文字組の設定が可能で、和文欧文が混ざった場合(名刺に表記する住所等)の文字組でも微妙な調整ができます。そもそも、和文と欧文の根本的な違いは和文が縦組みを基本とするのに対して、欧文は、横組で表記することだと思います。欧文には、縦組みの概念自体が存在しません。また欧文が各文字によって基本構造となるボディ[仮想ボディ] の幅が違うのに対して和文は、基本構造となるボディが正方形のなかに収まるように設計されています。

和文と欧文との違いに対応し満足がいくレイアウト・文字組・組版を実現するためにも InDesign を使用しています。

進化したレーザープリンター

オンデマンド印刷機には、始めからオンデマンド印刷機として開発されたものとカラーレーザーコピー機の印字方式をとりながらそこから発展してきたのと大きく分けて二つの流れがあると思います。
弊社で印刷に使用している富士ゼロックス社のプリンターはカラーレーザーコピー機の進化型としての流れを汲むもので 600dpi の高解像度、各色 256 階調フルカラー 1,670 万色の高画質の再現が可能で、原稿に、写真・文字・イラストなどが混在していても、それぞれに適したスクリーン処理を富士ゼロックス社開発の技術によって実現します。
この技術により、写真は質感豊かに、文字はくっきり、イラストは忠実にプリント出来ます。また、独自のスムージング処理により 2,400dpi 相当の高品質文字出力を可能にし、台紙の厚さも 52g/m2 の薄い用紙から 300g/m2 の厚紙まで幅広く対応する事が可能です。

裁断機は、きりっこ子

印刷した後、仕上げの名刺裁断機として使用しているのが[きりっ子 SK-20N]です。
A4 用紙に 10 面から 8 面の面付けをし、すばやく自動裁断していきます。「正確なカット指定位置」が名刺・ハガキなど多面付け仕上げの重要なポイントとなりますが、上記の A4 面付けテンプレートにマーキングしている指定カット位置のマークを高精度センサーが一枚ずつ見てカットを開始しますからプリントの位置ずれが混在しても、カットする位置がずれる事はありません。